先週末、鹿児島大学の選択授業の一環で2名の学生が来てくれました。
新型コロナの影響で残念ながら民泊はせずに一日だけ。林業体験をしてもらいました。
今回の学生研修は、育苗体験。
今年2月に直挿したスギの穂。発根した根の成長を促進させるための「根切り」作業です。
重機と人力で掘り起こし
腰なたで根切りをして
再度畑に挿し戻しました。
本来ならトラクターに取り付けた機械で行う作業ですが、、、あえてそこを手作業で。
日常生活ではあまり触れることのないスギ。存分に触れてもらいました。
南大隅町には「風と土の学び舎(まなびや)」というNPO団体があります。主に農村と学生、都市部との交流ですが昨年から弊社も林業としてお声掛けいただいています。
林業という狭い業界ではどうしても考え方が固まってしまいがちですが、他業種と交流すると新しい風が吹いていい刺激になります。
そして何より、学生さんの無心に学ぶ姿勢。疑問を疑問で終わらせない姿勢に自分たちの方が学ばされます。
学生は林業と聞いて何を思うのか。
学生は林業を体験して何を考えるのか。
これからの新しい「林業」の在り方のヒントがある気がします。
弊社もまだまだ答えは出ませんが、共に学び合うことが形になると信じて。
今後も活動を続けて参ります。